質問「『肉体の癒し』と『精神の癒し』の関連性について」への回答

認定セラピストからの質問を受けたので、回答します。

 

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エッセンシャルオイルに関する質問の中で、

>『低次エネルギー(気功など)によるヒーリング』では、
>「最初から、肉体が癒される。肉体が癒された結果として、精神が癒されることもある」
>という流れで、『治癒』が起こります。

と記載があります。

 

他方、F1144魔法使い養成学校での〈文通179〉(2016年5月1日)の記事においては、

>『肉体への癒しが、精神を(直接)癒すことは無い』
>
>治癒に関しても同様で、完全に双方向で連動しているわけでは無く、
>あくまでも、「肉体と無関係に、精神が癒される」のです。
>
>たまたま、「精神治癒開始のトリガーが、肉体の治癒であるように感じることもある」のであって、連動しているように感じるのは錯覚ですね。

と記載があります(一部抜粋です)。

 

この肉体の癒しと精神の癒しの連動(関係)について、もう少し具体的に解説いただくことは可能でしょうか?

 

個人的にはやはり、肉体が癒される(楽になる、気持ち良いと感じる)ことが精神にも伝播するケースもある気がしております。

 

 

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「精神が癒される”こともある”」という回りくどい書き方をしたのは、
「精神が癒されない”こともある”」からです。

 

これは、もっと細かく言うと、

 「精神の治癒と肉体の治癒とは、根源的な意味での連動はしていないけれど、
  肉体が癒された結果として(その肉体の癒しを本人が『認識』することで)、
  (心理セラピーなどを別途受けなくても)結果的に精神の癒しが起こることもある」

ということ。

 

『目に見えない世界の仕組み』を説明した記事なので、かなり仰々しい話になってしまっていますが、
実生活レベルの話であれば、

 「肉体が癒されることで精神が癒される」

という理解で、全く構わないと思います。

 

 

・・・と、前置きした上で、以下、仰々しい話です。

 

『心の世界(精神の世界)』『イメージワークの世界』『エネルギーワークの世界』においては、

 『想像力』
 『イメージ力』
 『意図の力』

が、とても重要な役割を果たします。

 

また、同様に、

 『認識』

するだけでも、
エネルギー的な変化・精神的な変化は起こってしまいます。 (※これが今回の話のキモです)

 

(エネルギーワークのセミナーの際、講師が「積極的にワークから関心を逸らす」ことがあるのは、そのためです)

 

エネルギーワークのアチューンメント等を受けていない人であっても、(質はさておき)意図・イメージをすることで、エネルギーは動きますので、
『”軽度”の精神のケガ』であれば、
認識の仕方一つで、痛みを全く感じないように(精神的なダメージを即座に治癒すること)もできます。

 

 

> 個人的にはやはり、肉体が癒される(楽になる、気持ち良いと感じる)ことが精神にも伝播するケースもある気がしております。

 

細かい話ではありますが、
これも、
「楽になった(と”認識”した)」「気持ち良いと”感じた”」時点で、精神への癒しが発生しています。

 

「肉体が癒された」という時点では、まだ、精神へと伝播おらず、
肉体が癒されたと『認識』したことで、

 「精神への癒しが(認識という精神的行為によって)直接発生している」

わけです。

 

例を挙げるなら、

 「昨日のケガ、痛かったなぁ・・・
  凄く出血していたし・・・
  止血して包帯巻いて寝たけど、大丈夫かな・・・
  もし傷跡が一生残るとしたら嫌だな・・・
  ・・・(恐る恐る包帯を取る)・・・
  ・・・あ!治ってる!傷一つ見当たらない!」

と、こんな感じで、
肉体の状態と、精神状態とは、必ずしもリアルタイムでは一致しないこともあるのです。

 

逆に、

 「肉体の癒しをリアルタイムで認識すれば、精神の癒しがリアルタイムで起こっても、何ら不思議は無い」

とも言えますし、

 「実際に肉体が癒される前に、将来的な肉体の癒しを”確信”した時点で、精神が癒されることもある」

とも言えます。

 

たいていの場合、(特に外傷に関しては)肉体の治癒をほぼリアルタイムで『認識』し続けているので、

 「肉体が癒されたことで、精神が癒された」

という理解でも、
実生活では全く問題無いわけですね。

 

しかし、一方で、

 「身体の傷は治っても、心の傷は治らない」
 「身体的な障害は残ったが、立ち直って、新たな人生を歩み出した」

などといった話も、
きっと耳にされたことがあると思います。

 

こういうことからも、「肉体的な癒しと、精神的な癒しは、本質的には別のこと」というのが分かるかと思います。

 

 

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絶対に実験しないで欲しいのですが、
もし、お医者さんが、患者の肉体が治癒した後でも、

 「いやー、表面的な傷が塞がっただけで、まだ中はボロボロだね。
  痛みを感じない? そりゃいかん!痛覚も麻痺しているみたいだ。
  エンドルフィンが異常分泌されているから楽に感じるかもしれないけど、油断しちゃダメだよ。
  そうだねえ・・・あと3~4日様子を見てみないとなんともだけど、再手術も覚悟しておいてくださいね」

などと言い続けて、

 「肉体の癒しの『認識』を阻害」

し続けたら、
その患者は、精神的な治癒はかなり遅れることでしょう。

 

しかし、同じ状態の人に、お医者さんが

 「傷も塞がったし、これなら大丈夫。
  後遺症もないし、完全に健康体だよ」

と、太鼓判を押して、

 「肉体の癒しの『認識』を後押し」

すれば、
その患者は、早い段階で、精神的に落ち着きを得ることができるでしょう。

 

 

こうした『情報(認識)による精神の治癒』は、自分で自分に施すことができます。

 

つまり、

 「楽になったという『認識』は、さらなる精神的治癒を起こす」
 「気持ちよくなったという『認識』は、さらなる精神的治癒を起こす」

ということです。

 

さらに言えば、この『認識』は、「誤認識でも構わない」ので、

 「肉体が治癒する前に、適当な理由をでっち上げて精神を先に癒す。
  精神が癒えたことにより、肉体の治癒が加速する」

ということを、
狙って起こすことも可能になるわけですね。

 

 

以上、参考になりましたら幸いです。

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